こしょう(唐辛子)のお話

ゆずごしょうの柚の大事なパートナー、「こしょう」こしょうとは、唐辛子のことです。

九州でなぜ、このような呼び方になったかというと
唐辛子(とうからし)の響きがむかし、長崎での貿易の頃、「唐を枯らす」とイメージされてしまう為、こしょうと呼び名を変えたそうです。

ピーマンも仲間

品種にはおなじみ「鷹の爪」、その他「八ツ房」「虎の尾」、「伏見」などあり、辛味のない唐辛子としてピーマンがあります。

このこしょうは、江戸時代に長崎の出島に入って来て、食用というよりも薬として流通しました。

当時、英彦山の山伏は、布教の為、九州一円を廻っており遠くは、中国や四国の方まで及んでいました。

特に肥前は檀家が多く、長崎にも出入りしていました。それで、唐辛子を仕入れた山伏は、製薬の技術を使い「ゆずごしょう」を作ったと思われます。